技術認定制度


日本脳卒中の外科学会では、平成28年度より技術認定制度を発足させました。
この制度は、脳卒中の外科に関する基本的技術を担保することにより、脳卒中の外科に携わる医師の育成を促進し、脳卒中の外科医療の進歩発展とその診療水準の向上をはかり、国民の福祉に貢献することを目的としています。技術認定医と、技術認定医に対して教育指導を行う技術指導医を認定します。


日本脳卒中の外科学会 技術認定医・指導医 主な要件

※赤文字部分は2019年に改定になった部分です。詳細は技術認定制度細則および申請要綱をご覧ください。


技術指導医

技術認定医

年齢

申請時(申請締め切り日)満70歳未満

申請時(申請締め切り日)満70歳未満

会員歴

5年以上(年会費完納)

3年以上(年会費完納)

専門医資格

技術認定医

脳神経外科学会専門医
(申請前年度までに取得していること)

審査書類他

①申請書
②技術認定医認定証(写し)
③技術認定医・指導医CEP講習会受講証明書
④手術症例一覧
⑤手術実施証明書(現在の部・科長による署名)
⑥手術ビデオ:2編
・バイパス手術 1編
・頚動脈血栓内膜剥離術 1編
※手術ビデオは手術前後の基本画像(キーフィルム)を含み、無編集ビデオもそれぞれ添付する。
※2019年までに技術認定医を取得した者は、ビデオ審査は免除される。
⑦バイパス手術およびCEA5件ずつの手術記録

①申請書
②技術認定医教育セミナー受講証明書
③技術認定医・指導医CEP講習会受講証明書
④30例の手術一覧(退院時mRS含む)および手術記録
※バイパス手術1例以上、頚動脈血栓内膜剥離術2例以上の術者経験が望ましい。術者経験がない場合、助手もしくは見学の経験も一定基準で認める(⑦参照)が、手術目録(30~35例)には含まれない。
⑤手術実施証明書(現在の部・科長による署名)
⑥手術ビデオ:2編
・脳動脈瘤クリッピング 2編
(それぞれ別部位の脳動脈瘤の手術を提出)

※手術ビデオは手術前後の基本画像(キーフィルム)を含み、無編集ビデオもそれぞれ添付する。
⑦バイパス手術および頚動脈血栓内膜剥離術の経験を助手、見学で代替する際にはそれぞれ手術記録、見学証明書と手術記録
⑧非常勤の技術指導医の元で実施した際には手術の指導内容証明書

講習会

過去5年以内に技術認定医・指導医CEP講習会受講1回

過去2年以内に技術認定医教育セミナー受講1回
過去5年以内に技術認定医・指導医CEP講習会受講1回

手術経験

脳血管障害に対する200例以上の顕微鏡手術経験(指導を含む)。
うち以下の手術を含む
・動脈瘤クリッピング 100例
・バイパスまたはCEA 20例(最低5例ずつの執刀を含む
・血管奇形根治術 5例

指導医の勤務する施設で(指導医および暫定指導医の元で過去に経験した手術をカウント可)、執刀医として脳血管障害に対する30例以上の顕微鏡手術経験。うち以下の手術を含む
・動脈瘤クリッピング  20例
※執刀の定義:手術の最重要手術操作を含む一連の手術操作を行ったもの。1手術につき1執刀医が申請できる。
※非常勤の指導医の元での手術は、指導医から適切な術前検討、周術期管理の指導を受けたと認められる場合のみ、指導医の勤務する施設による手術と同等に扱う。なお、申請時に施設の責任者(教授、部長、施設における脳卒中の直逹手術担当者のうち最上位者)である者においては、「指導医の勤務する施設にて」の要件を免除する。
※令和元年の資格申請要件改定に関する移行措置として、令和元年の申請のみ手術目録と手術ビデオについては旧制度と新制度のいずれを用いた申請も可能とする。(手術目録の旧制度:「脳動脈瘤クリッピング術15例、バイパス手術及び頚動脈血栓内膜剥離術を計5例(それぞれを少なくとも1例以上)」、新制度:「脳動脈瘤クリッピング術20例」。手術ビデオの旧制度:「脳動脈瘤クリッピング術1例とバイパス術又はCEA1例」、新制度:それぞれ別部位の「脳動脈瘤クリッピング術2例」。)

学術業績

・過去10年間に年次学術集会(脳卒中学会・スパズムシンポジウムとの合同学術総会)における脳卒中の外科に関連する学会発表3演題以上(共同演者も可) 
・筆頭1編を含む3編以上の脳卒中に関する論文
(査読性のある雑誌。和文可。総説不可。大学や地域医師会等が発行する医学雑誌・学術誌については、インパクトファクターが付与されていることを判断基準とする。)

過去5年間に年次学術集会(脳卒中学会・スパズムシンポジウムとの合同学術総会)における脳卒中の外科に関連する学会発表(筆頭演者) 1演題以上

更新期間

5年

5年

更新条件

申請時(申請締め切り日)満70歳未満
脳血管障害に対する60例以上の顕微鏡手術経験(指導を含む)。うち以下の手術を含む。
・動脈瘤クリッピング  30例
・バイパスまたはCEA   5例
過去5年間に年次学術集会参加3回以上
過去5年間に技術認定医・指導医CEP講習会受講1回以上
※指導の定義:術前の方針決定や術後カンファレンスにおける指導なども含む

申請時(申請締め切り日)満70歳未満
脳血管障害に対する60例以上の顕微鏡手術経験(指導を含む)。
うち以下の手術を含む。
・動脈瘤クリッピング  30例
過去5年間に年次学術集会参加3回以上
過去5年間に技術認定医・指導医CEP講習会受講1回以上
※指導の定義:術前の方針決定や術後カンファレンスにおける指導なども含む

 

細則:技術認定制度細則

第4回技術指導医:要綱 様式2-1 様式2-3 様式2-4
第3回技術認定医:要綱 様式1-1 様式1-2 様式1-3 様式1-6-1 様式1-6-2 様式1-6-3 様式1-7
参考資料)第2回技術認定医:要綱

日本脳卒中の外科学会技術認定医・指導医CEP講習会

「第6回日本脳卒中の外科学会技術認定医・指導医CEP講習会」

下記のとおり、STROKE2019期間中に、「第6回日本脳卒中の外科学会技術認定医・指導医CEP講習会」を開催いたします。(開催済)

・日時:2019年3月21日(木)18:10~19:10
・会場:パシフィコ横浜 会議センター5階 第3会場
・受付方法:当日直接会場へお越し下さい。(受付開始17:50、入室18:00以降)
・定員:200名
・参加料:5,000円。当日会場前受付でお支払いください。テキストを配布します。
・講師:吉田和道先生、原貴行先生、豊田真吾先生(*プログラム
・受講証明書:後日[当会の会員ページ]登録の住所へ郵送いたします。

※STROKE2019に参加中の会員の方はどなたでも受講が可能です。
※2019年に[技術認定医]申請予定の方は、申請前に1回の受講が必要です。
※[技術指導医]に認定済の方は次の更新時期まで(現在の認定期間終了の前年まで)に1回以上の受講が必要です。(申請中の方は認定された後の回を受講ください)
※遅刻および途中退席は受講とみなしませんのでご注意ください。


(第7回以降の予定は後日掲載いたします。)



日本脳卒中の外科学会技術認定医教育セミナー

下表のとおり、各地区において日本脳卒中の外科学会技術認定医教育セミナーを開催いたします。

・セミナーの有効期間は2年間ですので、2年以内に審査申請する方が対象になります。
・1回につき定員は20名です(定員になり次第締切)。
・参加料は3万円です。事前振込制となりますが、申込締め切り後に運営担当地区より詳細をご連絡いたします。

※「全国」を対象とした回以外は、原則所属地区のセミナーを受講してください。

北海道地区:北海道
東北地区:青森県 岩手県 秋田県 山形県 宮城県 福島県 新潟県
関東地区:群馬県 栃木県 茨城県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県
中部地区:静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 長野県 富山県 石川県 福井県
近畿地区:滋賀県 京都府 大阪府 奈良県 和歌山県 兵庫県
中国・四国地区:鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 香川県 徳島県 愛媛県 高知県
九州地区:福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県


※ホームページの【会員ページ】より申込受付いたします:https://jsscs.jp
※越境受講、及びキャンセル待ちご希望の方は、事務局までメールにてご連絡ください:jsscs@nsg.med.tohoku.ac.jp
地区 回数 日時 場所 問い合わせ窓口
全国 第4回
(開催終了)
2019年
3月20日(水)
13:00-16:00
パシフィコ横浜
会議センター3階
311+312 第6会場
(神奈川県横浜市)
北海道大学大学院医学研究科
脳神経外科
E-mail:
stroke2019-hands-on@pop.med.hokudai.ac.jp
TEL: 011-706-5987
FAX: 011-708-7737
全国 第5回
(開催終了)
2019年
5月16日(木)
13:00-16:00
パシフィコ横浜
会議センター4階第4会場(416・417号室) (神奈川県横浜市)
岐阜大学 脳神経外科学分野
E-mail:nohgeka@gifu-u.ac.jp
TEL: 058-230-6271
FAX: 058-230-6272
近畿 第3回
(満席・キャンセル待ち)
2019年
9月7日(土)
9:30-12:30
千里ライフサイエンスセンター
(大阪府豊中市)
奈良県立医科大学 脳神経外科学
E-mail: neurosrg@naramed-u.ac.jp
TEL:0744-29-8866
FAX: 0744-29-0818
関東 第5回
(満席・キャンセル待ち)
2019年
10月5日(土)
10:00-13:00
杏林大学
外来棟10階第一会議室
(東京都三鷹市)
杏林大学 脳神経外科学教室
E-mail:kyorinn-adm@umin.ac.jp
TEL:0422-47-5511
FAX:0422-43-4715
中国・四国 第4回
(受付開始予告)
2019年7月1日(月)12時~ 会員ページよりお申込みください。
2019年
11月9日(土)
13:00-16:00
マスカットキューブ
(岡山大学医学部キャンバス内)
岡山大学 脳神経外科
E-mail:neuro104@md.okayama-u.ac.jp
TEL:086-235-7336
FAX:086-227-0191
全国 第6回
STROKE2020時期(予定)
(日程等は後日掲載します)    


日本脳卒中の外科学会・技術認定制度 [指導医申請] におけるQ&A 

Q A
手術経験 脊髄血管障害(脊髄海綿状血腫・脊髄動静脈瘻)を含めてもよいでしょうか。 含めてよいです。
暫定技術指導医申請においては、2013年以前の症例でもよいでしょうか。 よいです。指導医申請については期間の指定はありません。
分類2:CEA+バイパスで20例の中に、EDASのような間接的血行再建術もカウントされますか。 間接バイパスのみである手術はカウントされません。
当施設ではCEAは顕微鏡で試行しておらずマクロで手術しています。CEAを顕微鏡で行わなくてはいけないでしょうか。  顕微鏡を用いないCEAもカウント可能です。
椎骨動脈解離を主とする解離性病変のトラッピングは、「その他」として登録するのですか、それとも「クリッピング」の分類で登録できますか。 「その他」に分類してください。
「血管奇形根治術」には海綿状血管腫の根治術も含まれますか。 含まれます。
「血管奇形根治術」に関して、アミロイドアンギオパチー(皮質下出血)の摘出術は含まれますか 含まれません。
「頭蓋内の硬膜動静脈瘻」は「血管奇形根治術」に含まれますか。 含まれます。
AVM症例に関して、術前の血管造影はなく、術中に発見され摘出した症例も含めてよいですか。 含めてもよいです。ただし、実際は技術認定委員会が判定するため、グレーゾーンだと思う症例がある場合にはその分類は多めに登録されるほうが望ましいです。
分類1にはネッククリッピングのみが対象となりますか。 それとも動脈瘤根治術といったものが対象ですか(ラッピングやトラッピングは含まれるのか)。 分類1はネッククリッピングのみ対象です。ラッピングやトラッピングは分類4(その他)となります。
海綿状血管腫からの脳内出血に対して、血腫除去と海綿状血管腫摘出術を行った場合は、4(その他)に分類してよいですか。 分類3または分類4にカウント可能です。
神経血管減圧術(MVD)は対象外ですか。 対象外です。
病名は「明確に記載」とありますが、どこまで詳細に必要でしょうか。例えば「脳動静脈奇形」ではダメでしょうか。右左まで? 例に倣って問題ないと思われる範囲で記載してください。あくまでも判定は技術認定委員会で行われます。できれば左右、場所、部位まで記載ください。
手術目録の病名・手術名は日本語以外で記載してもよいでしょうか? 英語表記も可能です。
技術指導医が「指導」という形で登録した症例を後日執刀医が技術認定医申請で登録することは可能ですか。 可能です。
「関与」のところで、指導が「スクラブイン」と「その他」に分かれています。「スクラブイン」は手洗いして術者の横で指導した場合と考えるのでしょうか。 手を洗って入ったものと考えます。
「関与」について、術者として執刀しており、局面に応じて上級医が部分的に行い、その後また術者として最後まで執刀するという場合もあると思いますが、その場合1症例とみなして大丈夫ですか? 技術指導医申請の場合は、1症例とみなせます。

手術実施証明書
自分自身が施設長・部長の場合、自ら署名すればよいのでしょうか。 ご自身の署名でよいです。
前所属の施設で脳神経外科がなくなってしまいました。当時の手術症例の証明はどのようにするのでしょうか。 現在の病院長の署名をもらってください。
前所属の施設の脳外科部長が変わったのですが、証明は現在の部長の署名でよいでしょうか。 現在の部長の署名でよいです。
現在と異なる施設で治療した例が含まれる場合、どのようにすればよいでしょうか。 施設ごとに証明書を発行してもらってください。

学術業績

(学会発表・論文)

別刷りが手元に残っていない場合、コピーでも受け付けてもらえるのでしょうか。 コピーで受け付けます。
論文発表は時期による縛りはないのでしょうか。 特に縛りはありません。
”脳卒中に関する3編以上の原著論文”が要件として掲げられていますが、その後の注釈では、症例報告、テクニカルノートも含むと記載されています。どちらが正しいのでしょうか? いわゆる通常の原著論文、症例報告、テクニカルノート等、ご自身のデータを用いて記載された論文とご理解ください。総説やレターなどは不可です。
”掲載予定論文は認めない”とありますが、ウェブ上で早期公開されており掲載月も決まっているものはカウント可能ですか? 著者名が記載されていて、出版社等の証明書が付いている場合はin pressでも認めます。
その他 様式2-4は、登録症例が複数施設にわたる場合、ランダムに記載し、手術施行施設の証明書を該当施設分提出すればよいのでしょうか?もしくは施設ごとに分けて記載する必要があるのでしょうか? ランダムに記載いただいてかまいません。


技術指導医認定者名簿



技術認定医認定者名簿