教室紹介

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教授挨拶

患者さん中心主義の実践と、世界で通用する次世代の脳神経外科医の育成

この度、令和5年4月1日付けで東北大学大学院医学系研究科神経外科学分野の教授を拝命いたしました。当教室を代表してご挨拶申し上げます。

当教室は1964年、東北大学医学部附属病院長町分院(現、広南病院)における初代教授鈴木二郎らによる診療の開始をもって始まりました。脳疾患研究施設の脳腫瘍部門として活動していましたが、1979年長町分院の閉鎖に伴い星陵地区に移転、1988年には第二代教授に吉本高志が就任しました。1994年に脳疾患研究施設が廃止され、脳神経外科は大学の講座となりました。1998年には大学院重点化に伴い神経科学講座神経外科学分野となり、また血管内治療を専門とする神経病態制御学分野が独立しました。2002年11月に第二代教授吉本高志が東北大学総長に就任し、2003年5月、第三代教授に冨永悌二が就任ました。2018年5月に神経外科関連の基礎・臨床研究領域を専門とする神経外科先端治療開発学分野が独立し、新妻邦泰が教授に就任しました。冨永悌二の退任に伴い、2023年4月に遠藤英徳が第四代教授に就任し現在に至っています。


当教室では教室開設以来、
(1)脳神経外科領域の高度先進的医療を中心とした臨床活動
(2)医学教育、全学教育を含めた教育活動
(3)基礎医学、臨床医学を含めた研究活動

を軸として活動してきました。

脳神経外科領域の全ての疾患に対する診断、治療のみならず、高度先進的医療技術と知識を持った指導者的脳神経外科専門医の育成、世界トップレベルの神経外科・神経科学領域の研究者の育成、次世代の医学教育を担う教育的指導者の育成を目標として日夜努力しております。
また国際的人材を育成すべく大学院生、医局員の海外留学、及びに海外から当教室への留学生の受け入れを推進してきました。
当教室は初代鈴木教授の時代から伝統的に“臨床に厳しい”教室であり、その根底にある哲学は、「患者さん中心主義」であります。
原則として、医局員全員が日本脳神経外科学会認定の脳神経外科専門医資格および医学博士号を取得します。これが当教室における若手教育の柱であり、高い専門性を身につけると同時に、基礎的・臨床的研究を通じて視野を広げ、臨床医としての資質向上を図ってきました。
現在も東北地方を中心とした多くの地域病院にて当教室の出身者が脳神経外科医療を担って活躍しています。
大学病院法人化および東北大学附属病院の法人化を迎え、上述した臨床活動、研究活動、教育活動をさらに発展させ、次世代の高度先進的脳神経外科専門医、研究者及び教育者の育成を行っていきたいと考えています。
教授 遠藤 英徳

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