特別講義:ハーバード大学緩和老年医学科・樋口雅也先生
2024/01/28(日)
2023年12月18日に、ハーバード大学医学部・マサチューセッツ総合病院緩和老年医学科の樋口雅也先生に、当医局の抄読会で講演していただきました。
「高齢者への周術期最適化プログラムThe Perioperative Optimization of Senior Health (POSH)
~術前から周術期の患者経験とアウトカムをより良いものに~」のタイトルにて、高齢患者の周術期の運動機能・認知機能低下を防ぐ試みを中心にご講演いただきました。
当日は、当医局員のみならず、看護学科教員や医学部学生も講演を聴講しました。
我々脳神経外科では、高齢患者を対象とすることは多く、周術期の運動機能・認知機能低下を予防することは大変重要な課題であります。
今回の樋口先生の御講演では、主治医のみならず、緩和老年医学科医師や看護師らのチームで、周術期リスクの運動・認知機能低下の評価、そして術後の運動・認知機能低下に励むシステムの構築を目指した研究をご紹介いただきました。
今回の樋口先生の講演を拝聴し、何気ない日常臨床の中に、重要な研究課題、また大きく発展させる余地のある問題が潜んでいることを改めて認識させられました。
一方で、日常臨床として定着させるためには、保険診療として認められるよう、POTSの取り組みの有用性を示しアピールしていく必要があることが議論されました。
御来仙いただき、御講演頂きました樋口先生にこの場を借りて御礼申し上げます。
「高齢者への周術期最適化プログラムThe Perioperative Optimization of Senior Health (POSH)
~術前から周術期の患者経験とアウトカムをより良いものに~」のタイトルにて、高齢患者の周術期の運動機能・認知機能低下を防ぐ試みを中心にご講演いただきました。
当日は、当医局員のみならず、看護学科教員や医学部学生も講演を聴講しました。
我々脳神経外科では、高齢患者を対象とすることは多く、周術期の運動機能・認知機能低下を予防することは大変重要な課題であります。
今回の樋口先生の御講演では、主治医のみならず、緩和老年医学科医師や看護師らのチームで、周術期リスクの運動・認知機能低下の評価、そして術後の運動・認知機能低下に励むシステムの構築を目指した研究をご紹介いただきました。
今回の樋口先生の講演を拝聴し、何気ない日常臨床の中に、重要な研究課題、また大きく発展させる余地のある問題が潜んでいることを改めて認識させられました。
一方で、日常臨床として定着させるためには、保険診療として認められるよう、POTSの取り組みの有用性を示しアピールしていく必要があることが議論されました。
御来仙いただき、御講演頂きました樋口先生にこの場を借りて御礼申し上げます。
文責:田代亮介