患者さんへ

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対象疾患と診療内容

当科では脳血管障害、脳腫瘍、機能性疾患、脊椎脊髄疾患、小児脳神経疾患、間脳下垂体腫瘍といった脳神経外科の各部門の専門医が、国内で一線級の臨床技能を有し、チームとして診療にあたっています。

私たちの診療システムは大学病院だけではなく、血管内治療科や関連基幹病院である広南病院(脳血管障害、間脳下垂体外科、他)、仙台市立病院(頭部外傷、他)、仙台医療センター(脳血管障害、脊椎脊髄外科、頭蓋底腫瘍、他)、古川星陵病院(定位放射線治療)、宮城病院(機能的脳神経外科)、宮城県立こども病院(先天性奇形、小児脳神経外科)等とネットワークを形成し、統合的な治療を提供することで、患者さんに最も適切な治療を選択できる体制を整えています。

診断においては、豊富な経験を有する専門医の診察に加えて、高磁場MRIや三次元画像作成可能な高速CT scan、PET、SPECTなど最先端の画像診断装置を取りそろえています。脳神経専門の放射線診断科専門医との綿密なコミュニケーションをとり、迅速かつ正確な診断、手術プラニングを行っています。

手術に関しては最新の手術顕微鏡のみならず術中蛍光診断、神経内視鏡、手術ナビゲーションシステム、MRI誘導下定位脳手術機器、種々の神経機能モニタリング装置を取りそろえ、低侵襲にして最大限の治療効果を目指しています。また、放射線治療科など他科と綿密な連携をとり、放射線治療や化学療法などの術後補助療法も重要視しています。近年発展がめざましい血管内治療(カテーテル治療)、定位的放射線治療(ガンマナイフなど)も、当院脳血管内治療科、広南病院脳血管内治療科、古川星陵鈴木二郎記念ガンマハウスと連携して有力な治療手段として活用しています。これらの治療法を手術と組み合わせることによって、より低侵襲な治療を提供します。

このように専門スタッフ、最新の診断・治療機器を駆使してEBM(evidence based medicine)・テーラーメード治療の観点に立ち、最も患者さんの利益になる治療を追求しています。脳神経外科をとりまく診断・治療技術は著しく進歩しており、日々新たな知見を生み出しています。私たちは、最新の知識の追求・応用力の育成・患者と病気について常に「考える」という謙虚な姿勢で臨むよう心がけています。

また、未来の脳神経外科診療をより良くすることも私たちに与えられた重大な使命です。診療活動以外にも、研究活動、将来の臨床的・研究的指導者の育成といった大事な責務が大学病院にはあります。みなさまのご理解、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

以下、疾患ごとに私たちの診療体制を紹介いたします。



対象疾患と診療内容

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