脊椎・脊髄疾患
脊椎・脊髄疾患疾患は、椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症/靭帯骨化症に代表される脊椎変性性疾患、そして、脊髄腫瘍、脊髄血管性障害、小児奇形に大別されます。そのうち、当科では脊髄腫瘍、脊髄血管障害、脊髄空洞症の手術治療を主に行っています。
東北医科薬科大学病院脳神経外科、宮城県立こども病院脳神経外科と診療連携を行い、専門性の高い治療を提供しています。
小児脳神経外科
小児医療の進歩に伴い小児脳神経疾患の頻度も確実に増えてきています。二分脊椎、脳・頭蓋奇形、小児脳腫瘍、もやもや病に関して、宮城県立こども病院とあわせ北日本のセンター的存在となっています。 奇形性疾患については、宮城県立こども病院に専門のスタッフを配し高度な治療を行っています。
神経内視鏡手術
脳脊髄液の循環障害、吸収障害により脳に水がたまる水頭症は様々な症状を引き起こし進行すると生命にも影響を与えます。従来、様々なシャント術にて治療されてきた本疾患ですが、一部の患者さんにはファイバースコープ(軟性内視鏡)により脳脊髄液の交通を作ることにより治療可能となりました。また従来の顕微鏡手術では到達困難であった脳室内深部病変の診断(生検)も本法により可能となりました。当施設では10年以上、本法による治療を行っており、より安全で効果のある治療法として適応を拡大しています。また従来の顕微鏡手術の支援装置としても内視鏡の果たす役割は増しています。